日本最大のスマブラシーズンであるゴールデンウィークに向けて日本シーンの現在地とは(DELTA7.5を中心に)

もうすぐ海外勢が多数来日するゴールデンウィークがやってくる。

このシーズンは日本のスマブラSPコミュニティシーンにとって華だ。

一昨年の新世代の台頭、昨年の海外勢襲来に続き、今年は世界最大のイベントとなりそうな勢いがある。

発売6年目にしてもまだまだ盛り上がるスマブラSPはもちろんこの4月も多くの大会が開催されている。

GWは100人以上の規模に絞ってもマエスマ'GRAND WARS、仁義 3、第3.5回イツクシマ、DELTA8、篝火12がある。多すぎないか…?

その4月の結果も波乱万丈で、前々から日本のシーンは上位層とその他のレベルの差が小さいと言われていた通り、今後も大荒れの大会ラッシュを予想させる展開になった。

ここまでのBティア以上の大会優勝者を見てもしゅーとん選手の第41回クロブラやミーヤー選手の第46回スマバトSPがある一方、からあげ選手のカリスマSP19やスノー選手の極冠5と若手の活動も目立っている。

 

そして本題のDELTA7.5だ。

DELTAは第一シードのKEN選手がDQしたことや予選が総当りであったことも影響したのか、同規模でも稀に見る荒れ具合となった。

ここは一つ、海外勢の目線で大会を見るためにLumiRankを参照しながら、結果を振り返ってみよう。

 

実質的に世界ランキングとみなされている昨年度のLumiRankには日本シーンに絞ったLumiRank Japan(以下LRJ)も公開されている。

現在のLumiRankはどの層でも半分が日本人のため、LRJ順位を2倍すると世界ランキングになると考えてまず間違いない。

そこで、DELTA7.5の上位入賞選手のLRJを調べてみた。

LRJとDELTA7.5上位選手

この表でいかに日本の層が厚いかは一目瞭然だろう。

LumiRankにおいて強い地域とみなされていない東北地方から乗り込んできたわにぱち選手はLRJではランク外だったが、この春から関東で精力的に活動している成果が実った。

最近は東京の平日大会でノリに乗っているtameigo選手や、平日大会で常に腕を磨きそのtameigo選手にミラーで勝利したまるこす選手。

そしてなにより決勝でぶつかった同じサークルである早稲田スマブラ研究会所属の雨飴選手とリム選手の両者もLumiRankではおよそ200位だった。

 

来週からのGWを占う大会としてはいつ誰が優勝してもおかしくない日本のシーンの過密さを示す結果となったと言えるだろう。

この厳しい環境の中で来日する海外選手たちがどのように戦い抜いてくれるのか今から待ち切れない。

 

さらにGWの翌週の九龍11もお見逃しなく…